カウンセリングちょっといい話

長年、キャリア・カウンセラーをやっているといい

話に出会うことがあります。

以下にご紹介いたします。

それは、4、5年前に学生の就職支援をしたときに

出会った女子学生のことです。

アパレル企業に就職希望で数社、受験しましたが失

敗続きで、卒業寸前にようやく事務職で就職が決ま

りました。

2年ほど前に彼女とあるデパートの菓子売り場でば

ったり出会いました。

聞くと、あるメーカーの売り場のアルバイトで働い

ているということでした。

数分間の立ち話の間に、卒業時に決まった事務の仕

事は数週間で辞めたとのことでした。

勤めてみて事務職の適性に疑問を感じ、すぐに退職

してしまったとのことでした。

その後、かねてから興味のあった販売職を探したこ

と、現在はアルバイトですが正社員を目標に頑張って

いることを話してくれました。

それから1年以上たちますが、その売り場に、たまに

彼女の姿があるのを見かけることがあります。

いちいち声をかけることはしませんが、元気な様子を

確認し、心の中で「頑張れ」と声をかけています。

そして、その代わりに「元気」を貰って、日々のカウ

ンセリングに活かしています。

こういう「元気」の積み重ねが、今の自分の大きな財

産だとも感じています。

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