自己研鑽を忘れたカウンセラーとは
スーパバイズなどの自己研鑽を忘れたカウン
セラーは自己のカウンセリングの質の低下に
気付く機会も得られない。
過去の職場では、以前は確保されていたカウ
ンセラーの自由度や独立性が、過剰な管理意
識や制約事項の増加により脅かされる傾向が
年々増していた。
こうした状況下、各カウンセラーには「事な
かれ精神」が植えつけられ、その結果、モノ
を考えずに単に命令に従順で単純作業の得意
な機械のような存在が増加した。
このような存在には、スーパバイズなどの自
己研鑽は忌諱されがちだ。
何故ならば、問題意識や能力向上は日々の単
純作業の消化には必要がなく、むしろ邪魔に
なる可能性が高いからだ。
そして、自分の日々のカウンセリングへの反
省もなく、能力向上の意欲もない存在が増加
していく。現状維持のみに自己満足しきって
日々を安逸に過ごすことに腐心する。
こうした「ゆでガエル」化した存在に未来は
ない。
更に、自己満足のためにカウンセリングの場
を使われている相談者こそ、いい迷惑である。
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